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fkino diary


2007年08月24日

_ Continuous Integration

読みました。

Continuous Integration: Improving Software Quality and Reducing Risk (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))(Paul Matyas, Steve Glover, Andrew Duvall)

XPのプラクティスの中で私が一番好きなプラクティスである"Continuous Integration"について書かれている本。

新しいことはそんなに書いてないんですが、CIの基本がみっちりと書かれています。

  • Continuous Database Integration
  • Continuous Testing
  • Continuous Inspection
  • Continuous Deployment
  • Continuous Feedback

とあって、忘れがちなのがInspectionのところなのですが、これが結構、肝なのかもと思いました。例えば、テストのカバレッジ率が下がるというのは、トヨタ的に言うと、「不良」ではないけど「異常」なんですよね。それを「異常」と認識できるかどうか。

XFDっぽい話はそれほどでもないけど、ちょっとだけ。Windowsのタスクトレイに常駐するやつとかFireFoxのプラグインになってるやつは一度試してみたいと思いました。

これは良い本です。こういうのを日本語で読んでみたいんですけど。

サンプルは基本的にAntなので、その辺はあまり過剰に期待せんように。

Tags: XP

2009年08月24日

_ Agile2009セッション紹介 Thursday AM編

Agile2009に行く人のためのAgile2009セッション紹介です。

いよいよ最終日。4日目の午前です。

Blitz Planning (Alistair Cockburn)

Alistair Cockburnによる計画づくりのワークショップ。他の日にMike CohnやJean Tabaka、Ron Jeffriesも計画づくりのセッションをやっているので、それらと比較してみるもの面白いかも。

Agile Practices at Home: Iterating with Children (David Starr, Eleanor Starr)

どう見てもネタです。日本だとLTで発表するところですが、45分間の発表です。

奥さんと子供4人の家庭にアジャイルを導入して2年以上継続しているらしいです。誰もが一度は考えて、奥さんの反対にあって挫折するのがよくあるパターンなのですが、本当に実践しているところがすごいですね。奥さんをどう説得したのかを聞いてみたい。

Designing on-the-fly: ideation & sketching for non-designers (Amanda Willoughby)

UX系のセッションですが "for non-designers" とある通り普通の開発者 (UXの専門家じゃない人) に向けたセッションになっています。

セッション概要を見ると "use napkin sketches" とあり、ビジュアルシンキングっぽい話も期待できるんじゃないでしょうか。

ワークショップになっていて、最後はグループでカンファレンス会場に散らばって参加者の声を聞くみたいなこともやるみたいで、楽しそうです。

描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング(ダン・ローム/小川 敏子)

The Agile CTO (James Shore, Diana Larsen)

James ShoreとDiana Larsenのワークショップです。昨年も同じテーマのセッションがあったのですが、昨年はパネルディスカッションで、今年は参加型のワークショップになっています。

CTOや組織のレベルでアジャイルに取り組んでいくときのパターンを発見するというのがテーマです。

アート・オブ・アジャイル デベロップメント ―組織を成功に導くエクストリームプログラミング (THEORY/IN/PRACTICE)(James Shore/Shane Warden/木下 史彦(監訳)/平鍋 健児(監訳)/笹井 崇司)

Agile Project Management—Innovation in Action (Jim Highsmith)

火曜日以外は毎日セッションを持っているJim Highsmithの最後のセッションです。セッションタイトルと同名の書籍『Agile Project Management』の第2版がついこのあいだ出たのでその話だと思います (日本語に訳されているのは第1版)。

Agile Project Management: Creating Innovative Products (Agile Software Development Series)(Jim Highsmith)

Agile Project Management: Creating Innovative Products (Agile Software Development Series)(Jim Highsmith)

アジャイルプロジェクトマネジメント(ジム ハイスミス/Jim Highsmith/平鍋 健児/小野 剛/高嶋 優子)

Styles of TDD: First Tests (Naresh Jain, Michael Feathers)

Naresh JainとMichael FeathersによるTDD入門のワークショップです。Naresh Jainはもしかするとあまり有名でないのかもしれませんが、2007年のGordon Pask Award受賞者でインドを拠点にアジャイルの活動をしている人です。

Ruby Kata and Sparring (Micah Martin)

昨年のRubyConfでも同じセッションがあって、Rubyist Magazineにレポートがあがっていたり、Confreaksに動画があがっていたりします。

http://jp.rubyist.net/magazine/?0025-RubyConf2008

http://rubyconf2008.confreaks.com/ruby-kata-and-sparring.html

Scaling Up by Scaling Down: A (re)Focus on Individual Skills (Amr Elssamadisy, Ashley Johnson)

Amrのセッション。今年はAgileのScalingに関するセッションが目につくのですが、このセッションではAgileをScalingするには個人のスキルやメンタルモデルにもっと注目する必要があるという主張をするようです。Amrなので、地に足の着いた話が期待できます。

朝一のセッションですがAmr自身はいつもテンションが高めなので心して聞きに行ってください。

Coaching self-organizing teams (Joseph Pelrine)

詳細は分かりませんが、

  • self-organisation
  • social complexity
  • social networking
  • social psychology
  • team dynamics

といったキーワードが出てきています。アジャイルをやっていく上では外せないテーマですね。

Increase Your Capacity and Finish Projects: Manage the Project Portfolio (Johanna Rothman)

Agile2009ではConference ChairをやっているJohanna Rothmanです。すごく気さくでいいひとなので、人望も厚いんでしょうね。

今回は彼女の最新の著書『Manage Your Project Portfolio: Increase Your Capacity and Finish More Projects (Pragmatic Programmers)(Johanna Rothman/Ron Jeffries/Tim Lister/Daniel H. Steinberg)』について語ってくれるようです。

Manage Your Project Portfolio: Increase Your Capacity and Finish More Projects (Pragmatic Programmers)(Johanna Rothman/Ron Jeffries/Tim Lister/Daniel H. Steinberg)

Manage It! 現場開発者のための達人式プロジェクトマネジメント(Johanna Rothman/でびあんぐる)

Behind Closed Doors: Secrets Of Great Management (Pragmatic Programmers)(Johanna Rothman/Esther Derby)

Role of the Agile Leader in Reconfiguring the Business (Israel Gat)

ビジネスとアジャイルをどうやってつなげていくかという、これまた泥臭い話。こういうのは日本でも海外でも一緒でしょう。このセッションについてはJean TabakaやJim Highsmithも一押しみたいです。

Agile's Too Slow: Developing a Facebook App For the Obama Campaign (Andy Slocum)

また "Obama" です。講演者はThoughtworksの人。

Thoughtworksがオバマキャンペーンに一枚かんでいるというのはMartin Fowlerも言っていて、kdmsnrさんが最近、日本語に訳されています。

http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/wiki/bliki/?SoftwareAndObamasVictory

ThoguthWorksは、オバマキャンペーンのいくつかの重要な
ソフトウェアプロジェクトに関わった。
...
ObamaのFaceBookアプリケーションを作ったりした。

とあるので、このあたりの話だと思います。

Experiments with Agile Contracts in the Real World (Lars Thorup, Bent Jensen)

またまたBentさん。大活躍ですね。

みんな興味がある契約の話。オージスさんの会議室でパネルをやったときも、契約の話は出ていましたね。ウルトラCはないですが、参考にはなりそうです。

Metrics in an Agile World (Rob Myers, James Shore)

James Shoreの2つめのセッションはメトリクスの話。

_ Agile2009セッション紹介 Thursday PM編

Agile2009に行く人のためのAgile2009セッション紹介です。

4日目の午後です。

The Distributed Agile Game (Sumeet Moghe, Jonathan McCracken)

ゲーム系のセッションです。安井さんの裏です。

分散開発をワークショップで体験してみようという主旨で、講演者はThoughtWorksの人なので実際に普段から分散開発をやっているんだと思います。

The Kanban Game (Tsutomu Yasui)

安井さんによる3時間半ロングラン・ワークショップです。これは説明いらないですね。応援してます。

Logical Levels and Statistical Games: A Powerful Strategy for Agile Adoption (Luiz Claudio Parzianello, Rafael Prikladnicki)

さらにこちらもゲームです。安井さんと同じ時間にゲーム系のセッションが3つ重なっています。

これはToC系のシミュレーションゲームです。割としっかり作り込んでいる印象です。

How to identify and fix problems using Value Stream analysis and A3 thinking (gabrielle benefield, Tom Poppendieck)

Gabrielle BenefieldとTom PoppendieckがValue Stream AnalysisとA3 thinkingの話をします。昨年はもっとValue Stream Mappingの話があったと思ったのですが、今年は減っていますね

そういえば、ebackyさんはA3にまとめるの間に合ったんだろうか?

Tom PoppendieckはMaryの旦那さんです。大きなカメラと三脚を抱えているカメラマン風の人がいたら、その人です。

Gabrielle Benefieldは『The Scrum Primer』の共著者なので、和訳プロジェクト関係者の人は挨拶に行っておくといいんじゃないでしょうか。キレイな人ですよww

Acceptance Testing Java Applications with Cucumber, RSpec, and JRuby (Dean Wampler, Aslak Hellesøy)

Aslak自らによるCucumberの話。今年はObject Mentorの人と一緒にしゃべるみたいなので、グダグダなのはちょっとは改善されるでしょうかww 180分もあるので正直心配ですwww

Test Driven Development on the iPhone (Eric Smith, Eric Meyer)

ついにiPhoneが出てきましたね。資料を見ましたが、Objective-CやiPhoneのアーキテクチャの基礎的なところの話も入っています。小ネタもちょいちょい挟んできています。

Coach Aikido: Lessons and support for abused coaches in hostile environments. (Lisa Moore, Christian Gruber)

セッション概要を読んでもどこが合気道なのか分かりませんでした。合気道は釣りでしょうかww

Eight Guiding Values (Brian Marick)

Brian Marickの考えるアジャイルの8つの価値について。昨年の11月に行われたAgile Development Practices ConferenceのKeynoteのバージョンアップ版になります。

昨年、語った価値は以下の8つ。

  • Skill
  • Discipline
  • Ease
  • Joy
  • Courage
  • Being Reactive
  • Fast Feedback
  • Visibility

そして、Agile2009で語る予定なのは以下の8つ。

  • Courage
  • Working Software
  • Ease
  • Being Reactive
  • Fast Feedback
  • Naivete
  • Visibility
  • Joy

SkillとDisciplineがなくなってWorking SoftwareとNaiveteが付け加えられています。

Agile2009を締めくくるのにふさわしいセッションだと思います。

以下、参考資料です。

http://www.exampler.com/blog/2008/11/15/agile-development-practices-keynote-james-shore-remix/

http://www.exampler.com/blog/2008/11/14/agile-development-practices-keynote-text/

http://www.stickyminds.com/Media/Video/Detail.aspx?WebPage=99

http://www.infoq.com/news/2008/11/Marick-on-Agile-Manifesto

Agile User Experience Design Emergent Practices (Jeff Patton)

またまたJeff Pattonです。アジャイルのプロセスの中にUXのプラクティスを組み入れようというワークショップになっています。

Set-Based Design: Anti-Agile or Agile's Future? (Bill Wake, Jean Tabaka)

Set-Based Designは詳しくないんですが、Lean/Toyota系の話です。Rallyの事例なんかも紹介されるようです (Rallyはアメリカでアジャイルに取り組んでいる会社で、よくアジャイル系のカンファレンスのスポンサーをやっています。Jean Tabakaはこの会社のフェローをやっています)。

Slow and Brittle: Replacing End-to-End Testing (Arlo Belshee, James Shore)

4日目はJames Shore Dayです。James Shore 3本立て、最後のセッションは、エンドツーエンドテストのワークショップです。Expertレベルのセッションだから覚悟して臨むようにって書いてあるような気がするww

Courage 2.0 - "How to Coach Culture Change" (90 minutes) (Thomas Walker, Werner Wild)

XPの価値の1つである「勇気」について。"2.0" とついているのはよく分からないですけど。

Agile by the Numbers: What People Are Really Doing in Practice (Scott Ambler)

サーベイの結果を元にScott AmblerがアジャイルのFAQ (「ドキュメントは書くの?」「TDDって本当にやってるの?」など) に答えていくというセッションになっています。

今回のセッションとは直接関係ありませんが、Scott Amblerの著書です。

データベース・リファクタリング(スコット W アンブラー/ピラモド・サダラージ/梅澤 真史/越智 典子/小黒 直樹)

アジャイルモデリング―XPと統一プロセスを補完するプラクティス (OOP Foundationsシリーズ)(スコット・W・アンブラー/株式会社オージス総研)