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fkino diary


2009年01月01日 [長年日記]

_ 迎春

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Tags: life

_ 初詣

関西で迎えるお正月は3年ぶりです。

神戸の長田神社というところに初詣に行きました。もちろん「家内安全」をお祈りしておきました。

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Tags: life

2009年01月05日 [長年日記]

_ 今年の漢字「充」

私の勤務先では、毎年、今年の漢字というのを各自が年始に決めて発表しています。

私の今年の漢字は「」です。

今年は『Extreme Programming Explained: Embrace Change(Kent Beck)』の出版から10年の節目にあたる年ですので、「十」(じゅう)にしようと思ったのですが、それではあまりにもひねりがないので、韻を踏んで「充」(じゅう)にしてみました。この漢字、音読みだと「じゅう」ですが、訓読みだと「みち・る」になります。

最近、仕事やコミュニティの活動などをしていて、中身の見えないグラスに少しずつ水を注いでいる感覚になります。それは早く満タンになってほしいという焦りと、どこまで入っているのか分からないという不安です。もしかすると、このグラスは底に穴が空いていて永遠に満タンになることはないのではないかという思いさえ抱いてしまうことがあります。

もうお分かりかも知れませんが、このグラスのメタファは「アジャイル」のことです。

ちなみに、昨年の漢字は「越」でした。しかし、それはそんなに簡単にヒョイと越えて行けるようなものではないことを思い知りました。正直、もうダメかもと思いました。

Extreme Programming Explained: Embrace Change(Kent Beck)』から10年。結論を出すのはまだ早すぎるかも知れません。一方で、「10年近くやってきて無理やったら、もう日本では無理やで」という声を聞くようになりました。

日本でアジャイルをビジネスに組み込むという壮大な挑戦は曲がり角に立っていることを肌身に感じています。また海外でもJames Shoreが"The Decline and Fall of Agile"と言ったように、日本とはまた別の意味でアジャイルは曲がり角に立っているように思えます。

劇的な転換はゆっくり進む

あと1年、根気よくグラスに水を注ぎ続けてみる、という決意を今年の漢字に込めてみました。

グラスが水で充たされますように!!*1

Tags: life

*1 一般的には「充たす」ではなく「満たす」が正しい用法です。

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_ よりこ [この日記を見てビックリしてコメントしました。 私も毎年この時期に漢字を考えてて今年の漢字は「充」に決めたのですが去年..]


2009年01月10日 [長年日記]

_ 新春座談会 このコンピュータ書がすごい! 2009年版

聞いてきました。

2008年のジュンク堂池袋本店のコンピュータ書 月間冊数売上ランキングのベスト20を1月から順番に12月までふりかえりながら、事前にピックアップされていた本を紹介していくという形で進められました。

高橋さんに後から聞いたところによると、この座談会が決まってから読まれた本もあるそうで、本当にお疲れさまでした。懇親会で長田さんが高橋さんに「もう本を買わないでください」というようなことを言っていたのが面白かった。ドクターストップじゃなくて、こういうのってなんて言うんでしょうね。

紹介されていた本の中で自分が持っている本は半分弱くらいでした。さすがに『ふわふわ素材集(CDROM付)(井上 のきあ)』とかはノーチェックでした。何冊か読んでみたい本もあったので、またbk1でジュンク堂で買ってみます。

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)』はおかげさまで年間ランキングで4位だったのですが、2007年の発行ということで、座談会ではふれられませんでした。でも、長く売れているようで嬉しい限りです。

年間ランキングを見ていて気づいたのですが、ベスト20に入っている中で訳書は2冊だけだったのがちょっと意外でした(『アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)』と『集合知プログラミング(Toby Segaran/當山 仁健/鴨澤 眞夫)』)。

長く売れるということで言うと、これも座談会ではふれられなかったのですが、『マスタリングTCP/IP 入門編 第4版(竹下 隆史/村山 公保/荒井 透/苅田 幸雄)』はすごい。年間6位。版を重ねてもう4版です。重刷じゃなくて重版ですから、格の違いを思い知らされます。奥付を確認すると初版が平成6年(1994年)とあったので、もうかれこれ15年も売れ続けていることになります。私は3版が出たときに買いました。

マスタリングTCP/IP 入門編 第4版(竹下 隆史/村山 公保/荒井 透/苅田 幸雄)

平鍋さんがソフトウェアエンジニアリングの書籍のエバーグリーンを紹介していくというようなことを書いていたので、そちらも楽しみにしてます。

Tags: event
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_ beakmark [マスタリングTCP/IP の「初版が平成6年(2004年)」は 1994年では?]

_ fkino [おっと。修正しました。]


2009年01月15日 [長年日記]

_ iWork '09

買いました。

iWork '09

XP祭り関西2009で実戦投入します。

リモコンにつなごうとして見事にハマりました。ファイアウォールが有効になっていたというオチでしたけど。Mac本体側の設定を[システム環境設定]-[セキュリティ]-[ファイアウォール]から変更してください。

ちなみに、前のバージョンのiWork 08 (NEW)は、下記のイベントで使いました。

  • 第20回XPユーザ会「アジャイルプラクティスを携えて」
  • アジャイルプラクティス勉強会 in 関西
  • アジャイルプロセス協議会 5周年記念セミナー LT
  • Agile2008「Practices of an Agile Team」
  • XP祭り2008「Agile2008報告」
  • Agile2008報告会 (社内)
  • オブラブ忘年会 LT

1回あたりで割ると、1,577円。こんなんで元とれてんのかなぁ。

スライド1枚あたりで割ると...、ってやめときます。

Tags: Mac
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_ ogijun [7回のスピーチでfkinoが世界に与えた感動、Priceless]


2009年01月18日 [長年日記]

_ 凱旋LT

私の地元関西で開催されるXP祭り関西2009でLTをやります。

仕事の関係で3年間ほど、今回の会場の最寄りの阪急塚口まで通っていたこともあって、本当に地元に戻って話をするっていう感じで感慨深いです。

EM ZEROで呼びかけてもまったく相手にしてくれない関西の人たちと交流したいと思います。お手柔らかに :-)

エクストリームプログラミングの現場から

LTの概要

XPというと、ことさらプラクティスが注目されますが、今回のLTでは私や私のまわりでXPを実践している人たちが大切にしている6つの原則と1つの価値についてお話しします。

Tags: XP event

2009年01月24日 [長年日記]

_ XP祭り関西2009

始発に乗って自腹で参加してきました。EM ZEROに広告を掲載したのにも関わらず、年末年始に誰とも会わなかったリベンジです。

関西出身だけど関東のXPJUGのスタッフをやっているという立場で、関西はホームでありアウェイであるという微妙な感じです。そんな私を暖かく迎えていただき、ありがとうございました。

いつも監訳のレビューなどでお世話になっているtsuneさんヤマモトさんにご挨拶できたのでよかったです。

講演をメインで聴いていたのですが、PFPの方も休憩時間に覗いたらトランプを使ったワークショップをやっていて面白そうでした。講演の方は、土屋さんの話が妙にツボに入って面白かったです。

LTはネタ系のものが少なくて、役に立つものが多かったような気がします。そして、ランチビールを飲んでもLTには支障がないことが判明しました。ちなみに、渡辺メソッドで一躍有名になった「世界のナベヒロ」はデスマーチ (自称) だったらしく来てませんでした。

LTのあとは懇親会会場までの移動の際に西河さんの買ったばかりという車に乗せてもらいました。ありがとうございました。

それから、あまのりょーさんが電報を送ってくれていました。本当によく気がききますね。ありがとうございました。

懇親会では何人かの人に「また来てもらえますか?」とか聞かれたけど、逆ですから。私の方から「遊んでください」ってお願いしてるんです!! 広告料5,000円払ってお願いしてるんです!!

Tags: XP event

_ XP祭り関西 ——Agile2008報告

XP祭り関西2009平鍋さんの時間を30分ほどもらってお話させてもらいました。本当は20分の予定でしたが、時間に余裕があったのでゆっくり話ができました。

東京のXP祭り2008の資料と社内でAgile2008の参加報告をやったときの資料をミックスして微妙にアップデートしてます。

Tags: XP Agile event

_ XP祭り関西2009 ——LT

今回のLTではXPを実践している現場での原則に重点を置いて話をしました。XPと一言にいっても、いつも理想的な状態でやれるとは限らないですし、様々な制約の中でいろんなものを削ぎ落としていった中に自分たちの価値や原則があるんだなぁ、ということをスライドを作りながら思いました。

Keynote RemoteはどうもLT向けではないということで、いつものWiiリモコンでやりました。トークスタイマが設置されないという厳しい状況だったので、iPod touchは手元に置いてiPodアプリのプレゼンタイマを見ながらやりました。おかげさまで時間ピッタリ、最後のスライドまでいけました。

Tags: XP event
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_ 西河 [ありがとうございました!]

_ 西@XPJUG関西スタッフ [お疲れ様でした。 LT(修羅場におけるXPの活用)、とても参考になりました!! 是非またお会いしましょう。]


2009年01月26日 [長年日記]

_ アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

献本いただきました。ありがとうございました。

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)

今回はレビューワーとして参加させていただきました。レビュー期間中にAgile2008の準備があったり自分の方の監訳があったりで十分に貢献できたかどうかは分かりませんが、アジャイル界でも重要なポジションを占めるこの本のレビューに参加させてもらえたことは、大変光栄でした。

「訳者あとがき」にも出てくるJames Shoreは『The Art of Agile Development: With Extreme Programming(Shane Warden/Jim Shore)』の中で、この本 (AEP) の12章のストーリーの分割の話を取りあげて絶賛しています。また、プランニングポーカーを使った見積りや狩野モデルによる優先順位づけなど思わず現場に取り入れたくなる興味深いアイデアもでてきます。私は実際にこの本で出てくる手法を訳者の安井さん角谷さんが現場で適用しているのを間近で見てきて、その効果を実感してきました。

サブタイトルでひときわ目をひくのが「育てる」というキーワードです。本当に価値のあるソフトウェアは「つくる」のではなく「育てる」もの。レビューの際にこの本を通して読んでみて、そんな思いを強くしました。

著者のMike Cohnはこの本の出版にあたって「日本の読者に向けて」という文章を寄せてくれています。Mikeはこの中で「アジャイルだから計画しません」という主張に反論するためにこの本を書いたと言っています。そして、最近ではこういった台詞はめったに聞かなくなったそうです。日本ではまだこういった主張や誤解をされていることが多いように思えます。私自身もよくこういった誤解を元にした質問をうけることがあります。本書をきっかけにこうした誤解が少しでも解消され、よりよい見積りと計画づくりがビジネスに大きな価値と変化をもたらすことを願っています。

Tags: Agile aep

2009年01月30日 [長年日記]

_ Now Printing『アート・オブ・アジャイル デベロップメント』

アジャイルな見積りと計画づくり』の「訳者あとがき」を読んで、『アート・オブ・アジャイル デベロップメント』っていう本が紹介されてるけど、Amazonを検索しても出てけぇへんし、なんやろこれ、と思っている方に朗報です。

アート・オブ・アジャイル デベロップメント』はデブサミで先行販売、デブサミの翌週から一般書店でも発売になります。

アート・オブ・アジャイル デベロップメント

私は監訳者という立場で関わらせていただきました。青焼きで校正を反映するという裏技を使いつつも何とか仕上げることができました。

オライリーさんのホームページでは"Now Printing"になっています。まあ、今、印刷所に行ってるから、まさにPrintingですね。

http://www.oreilly.co.jp/bookclub/news/

同じタイトルでデブサミでしゃべります。あいにくkunitさんの裏ですが、こちらもよろしくお願いします。

Developers Summit 2009【13-E-2】アート・オブ・アジャイル デベロップメント 〜テストが駆動するビジネス価値〜

Tags: Agile XP taoad