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fkino diary


2009年03月04日 [長年日記]

_ 「ABetterTeam.org」でアジャイル度を評価しよう

InfoQの記事を訳しました。

http://www.infoq.com/jp/news/2009/03/sbastn-abetterteam-dot-org

アート・オブ・アジャイル デベロップメント』の4章に出てくるアジャイル度評価クイズができる「abetterteam.org」というサービスの紹介記事です。

FAQ

Q:このクイズで100点を取れるようになるには何年くらいかかりますか?

A:どう頑張っても合計得点が99点にしかならないような得点配分になっています。『アート・オブ・アジャイル デベロップメント』P.67の説明にもあるように100点のチームは「これ以上の改善すべき点はない」チームです。これは、そんなチームは存在しないよ、という著者なりのジョークです(実際に著者のJames Shoreに確認しました)。

Tags: infoq taoad

2009年03月05日 [長年日記]

_ アート・オブ・アジャイルデベロップメントへの道 〜XPと歩んだ10年〜

ジュンク堂池袋本店でのトークセッションでしゃべってきました。ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。

トークの詳細はid:torazukaさんがこれ以上ないというくらい克明に記録してくださっているので、こちらを見てください。

普段のスライドがあってしゃべるのとは違って、変な感じでした。アドリブは基本的に苦手で、プレゼンのときは何回も何回も練習して本番に挑むのですが、今回はそういう訳にもいきませんでした。しかし、岡島さんのリードと平鍋さんのフォローがあって、何とかなったんじゃないかと思っています。ありがとうございました。

しかし、終わってから「ああ言えばよかった」、「あそこはこう返せばよかった」というのが思いつくものですね。前で偉そうにしゃべっていましたが、実は自分自身、アジャイルで成功しているとか、うまくいったという実感があまりないのです。70歳のおじいちゃんが「まだ60回しか稲作したことがない」と言ったという話を引き合いに出すまでもなく、たかが4年、10数プロジェクトでアジャイルは分かるようなもんじゃないと思います(そうかぁ。こいうことを言えばよかったんや)。

あと、James Shoreアジャイルの衰退と凋落という記事について。この記事でJames Shoreは警鐘を鳴らしているが、決して悲観はしていないと思います。それから、技術的なプラクティスと非技術系のプラクティスという二項対立で語っているわけではない点にも注意が必要。

自分自身はというと、トークセッションで言った言葉を少し補足すると、楽観しているわけではないが希望は持てると思っています。特に自分と同世代の人や自分より若い人ががんばっている姿を見ていると、そう思います。最近はそういう人たちとコミュニティでのつながりだけでなく、昼間ビジネスの場で顔を合わせる機会もちょくちょく出てきて、みんながんばってるんだなぁと頼もしく思い、いつも勇気づけられています。

最後に、トークセッションの場を用意してくださったオライリーの高さん、矢野さん、ジュンク堂の長田さんに感謝します。ありがとうございました。

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_ オブラブ2009春イベント 〜ケンジとフミヒコと、時々、ユキオ〜

トークイベントに引き続き、オブラブ2009春イベントに参加してきました。

第1回チキチキ絶対にアジャイルと言ってはいけない懇親会」という思いつき企画をやってみましたが、いかに自分がアジャイルを連発しているか身につまされて分かりました。

あと、サプライズ企画で鏡開きというものを生まれて初めてやりました。

鏡開き

撮影はあまのりょーさん

中心になって企画をしてくれたid:ngtykはじめ、オブジェクト倶楽部のみなさんに感謝します。ありがとうございました。


2009年03月09日 [長年日記]

_ ジュンク堂と私

ジュンク堂大阪本店にはてなブックマークの注目の商品を紹介する棚ができたそうです。

http://d.hatena.ne.jp/shiraber/20090309/1236527339

よくよく写真を見ると『アート・オブ・アジャイル デベロップメント』が棚の上から2段目中央(つまり、一等地)にあるではありませんか!!

ジュンク堂大阪本店にはかつては週一ペースで通っていたのでものすごく思い入れがあります。梅田は書店の激戦区ですが、ジュンク堂は紀伊国屋や旭屋に比べて静かでごみごみしていないので落ち着いて本を探せるのと、当時は阪神沿線に住んでいたので、阪神梅田からのアクセスがよいジュンク堂によく通っていました。

90年代の後半から2000年代前半にかけて買った本はすべてジュンク堂大阪本店で買いました。『達人プログラマー』も『プログラミング作法』も『XPエクストリーム・プログラミング入門』も『オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby』もみんなそうです。

実は先週ジュンク堂池袋本店で長田さんからポップ用の紙をもらったのですが、バタバタしていて書く時間がありませんでした。予備も含めて3枚ほど持って帰ってきています。池袋本店のものに加えて、これはもう大阪本店の分もポップを書かざるを得ない状況。書きまっせぇー。

Tags: junkudo

2009年03月13日 [長年日記]

_ ジュンク堂にポップを持って行った

ちょうど仕事で池袋に行く用事があったので、ジュンク堂に寄って『アート・オブ・アジャイル デベロップメント』のポップを長田さんに預けてきました(池袋本店と大阪本店の分)。

アジャイルな見積りと計画づくり』のポップが置かれていたので、許可をいただいて撮影させてもらいました。

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ものすごい積んであったwww

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AEPとTAOADが出たので『アジャイルプラクティス』を新刊のところに移動させたそうです。恐縮です。おかげさまで、まだよく売れているそうです。重版 (6刷!!) が決まりました。


2009年03月20日 [長年日記]

_ 第24回XPユーザ会『アジャイルな見積りと計画づくり』やります

24回目のXPユーザ会、テーマは『アジャイルな見積りと計画づくり』です!

アジャイルな見積りと計画づくり〜価値あるソフトウェアを育てる概念と技法〜
Mike Cohn(著)安井 力(翻訳)角谷 信太郎(翻訳)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/4839924023

本書を翻訳された、安井さん、角谷さんをお招きして、
『アジャイルな見積りと計画づくり』をテーマに、ご講演頂きます。
また、イベントの後半では、本書で紹介されている見積り手法、
プランニングポーカーを体験するワークショップを予定しています。

お二人の講演が聞けて、プランニングポーカーまで体験できるのは
今のところ、このXPユーザ会しかありません!
皆様、奮ってご参加下さい。

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■日時3月27日(金)19時〜21時(受付は18時45分より)

■場所TIS竹芝本社(最寄駅:JR浜松町駅、ゆりかもめ竹芝駅)
http://www.tis.co.jp/company/establishments/head.html

■内容
(1)講演『アジャイルな見積りと計画づくり』
* 陽の巻, 安井力さん<http://yattom.jp/>
* 陰の巻, 角谷信太郎さん<http://kakutani.com/>

(2)プランニングポーカー体験ワークショップ
『アジャイルな見積りと計画づくり』に登場するプランニングポーカーを、
参加者の皆さんと一緒に体験します。

担当:安井さん、角谷さん、市谷

■参加費無料

※ユーザ会後に、懇親会を予定しています。※
是非、ご参加ください!懇親会のみの参加も大歓迎です。
場所、会費などは、追ってお知らせします。

お問合せは、お気軽に xpjug.staff+24@gmail.com まで、どうぞ。
【主催】日本XPユーザーグループ < http://xpjug.s270.xrea.com/ >

お申し込みはこちらから → http://tinyurl.com/xpjug24th


2009年03月23日 [長年日記]

_ 最強 ハーバード流交渉術—仕事が100倍うまくいくNoの言い方

読みました。

最強 ハーバード流交渉術―仕事が100倍うまくいくNoの言い方(ウィリアム ユーリー/William Ury/峯村 利哉)

アート・オブ・アジャイル デベロップメント』の参考文献を全部読んでみたいと思って、今まで読んだことのない本を順番に読んでいます。

この本の原題は『The Power of a Positive No』。邦題は狙いすぎているので、原題の方がこの本の内容を的確に言い表していると思います。

TAOADでは「6.1 信頼」の参考文献としてあげられており、信頼を築く上ではポジティブなNoを言うことがどんな交渉スキルよりも重要だとして紹介されています。Diana Larsenも推薦しています。

この本では相手に対して「敬意」を示すことがひとつのテーマになっています。驚いたことに、この本に出てくる「敬意」はXPE2ndに出てくる「敬意」、そのものなんです。

たとえば、この本にはこんなくだりがあります。

わたしがここで使っている”敬意”は、善行が評価されて
周囲からあたえられる”敬意”ではない。人間であるという
ただ一点によって誰もがあたえられるべき”敬意”だ。
……
つまり、あなたが相手を尊敬できるかどうかは、相手の問題
というよりもあなた自身の問題なのだ。敬意とは、自分自身と
自分の価値観を表現したものである。

これ、そのままXPの価値のひとつである「敬意」の説明になってるな、と思いました。すごい。

バルコニー席に行くとか、プランBの発動とか、Yes-No-Yesの三段階とか、もうちょっと具体的なテクニックの話もあって、これは実にいい。

とりあげられている事例がキューバ危機のときの米ソの高官同士の交渉とか、ヒリヒリするにも程がある。

おすすめです。

Tags: book XP
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ haru01 [お?これ、ラピッドデベロップメントでも引用されてる名著ですよね。 数回読み直している本。]


2009年03月25日 [長年日記]

_ ソフトウェア開発を成功させるチームビルディング 5人のチームを上手に導く現場リーダーの技術

献本いただきました。ありがとうございます。

ソフトウェア開発を成功させるチームビルディング 5人のチームを上手に導く現場リーダーの技術(岡島 幸男)

「リーダー本の第2版の企画が持ち上がっている。」

「リーダー本の読者の人を集めて第2版に向けての意見を収集したい。」

岡島さんから今回の本の話を聞いたのは昨年の9月のことでした。Agile2008の社内報告会のために福井に行った帰り、福井駅まで送ってもらう岡島さんの車の中でした。東京に戻った私は早速、「リーダー本座談会」をセッティングしたのでした。あれから半年、リーダー本第2版は『ソフトウェア開発を成功させるチームビルディング 5人のチームを上手に導く現場リーダーの技術(岡島 幸男)』という形で遂に出版されました。ぱちぱちぱち!!

前半はリーダー本の初版から結構大きく変わっているのと、各章の最後に「ポイント」というまとめと「練習問題」が加わって読みやすくなっています。全体の構成も洗練されていて、自然ですっと入ってくる流れになっています。巻末の参考文献の紹介も「リーダー本座談会」で出ていた話で第2版からの試みです。ワインバーグと三島由紀夫が並ぶあたりが岡島さんの人となりを表しているような気がします。

初版の『プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」(岡島 幸男)』は永和に入る前に読んだのですが、第2版ということで改めて読んでみると、「これはあの人のことを言ってるな」とか「これはあのプロジェクトのことかな」とか別の読み方ができて面白かったです。逆に社内で「岡島さん、○○っていう技術使ったことあります?」とかって私が聞いたときに、「ああ、それしかみ像のプロジェクトでやってたよ」と岡島さんが答えたり、もうリーダー本の内容がすっかり共通認識になっているという。つまり、机上だけの話ではなく、岡島さんが実際のプロジェクトでやっていることがその経験を元に書かれているということです。たとえば、議事録の例で私の名前が出てきて、一瞬、実際のプロジェクトのやつ (私が書いたもの) かと思ったのですが、ちゃんとアレンジしてあるでご安心ください。

議事録に関しては、この本で説明されている議事録の書き方を私は勝手に「岡島式議事録」と呼んでいて、私が本気で書く議事録は常に岡島式議事録の体裁を守っています。議事ログしか書いたことのない人は、岡島式議事録を試してみるべきです。

今度は岡島式キックオフミーティングをやってみたいと思っています。

おなじみの「伝家の宝刀」や「しかみ像」も登場します。私のお気に入りの社長 (現会長) のくだりも残っています。新しく追加されたところでは「メンバーを泣かせた経験」というコラムが私の一番のお気に入りです。

これからは、「それ岡島式でやっといて」とか「それしかみ像のプロジェクトでやってたから」とかバンバン使っていくので、みんさん読んでおいてください。よろしくお願いします。


2009年03月27日 [長年日記]

_ 第24回XPユーザ会 『アジャイルな見積りと計画づくり』

参加してきました。

今回は安井さん角谷さんの講演と、プランニングポーカーのワークショップ。

安井さんは宝の地図の話。実はこの話は某所で聞いていたのですが、バージョンアップされていました。角谷さんの話は見積りと計画づくりのバックグラウンドにあるWhyの部分の話で、「フィードバック=学び」というのが印象に残りました。

プランニングポーカーは最近、実際の仕事でも使っているのですが、今回のワークショップでは、初めての人もちゃんとできていたというか、仕事でやっているときの方が、ちゃんとディスカッションできていないので反省した。

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)