2007年11月07日
_ ワールド・カフェ
id:haru01さんに紹介してもらって、読みました。
ワールド・カフェについての事例をSTORYという形で示して、その後、その事例に対する考察という形で、ワールド・カフェに関する7つの原則について語られています。
ワールド・カフェのやりかた自体についての説明はそんなにないまま始まってしまうので、「ワールド・カフェって何?」「やったことない。」という人は、まず第10章の後の「ワールド・カフェ・ホスティング・ガイド」を読むといいと思います。(紙の色が変わっているのですぐに分かります。)
私にとって一番の気づきだったのは、質問を発見することの重要性についてでした。
この手の本から連想されるのは「コミュニケーション」ですが、実は読んでいる途中で気づいたのですが、この本では驚くほど「コミュニケーション」という言葉が使われていません。原著の方はどうか分かりませんが、何か意図があるのではと勘ぐってしまいます。(最後の最後でピーター・M.センゲが使ってますけど。)その代わりに、「会話」「ダイアログ」「協働」「コミュニティ」という言葉がたくさん出てきたのが印象的でした。