fkino diary


2020年08月03日 [長年日記]

_ 永和システムマネジメント アジャイル事業部 アジャイルコンサルティンググループの所属になりました

「お前は何を言っているんだ」と思われたかもしれません。

先月末で事業部長を退任しまして今月からアジャイル事業部のいちメンバーとして再出発します。

アジャイルコーチという立場でアジャイルチームの立ち上げを支援していきます。あらためてコンサルティンググループのグループ長である天野さん (一夜にして立場が入れ替わって天野さんが上司になったのです!) と話をしたときには「要するにいままでと変わらないってこと?」ってまとめられてしまいましたが、ここ数年は事業部長と掛け持ちでアジャイルコーチとしての動きをしてきたので、そういう意味だとこれまでと変わりません。

それに加え、もうひとつミッションがあります。リモート時代、DX時代にあって「永和のアジャイル」を今までよりももっと多くの人に届けていくことです。 これまでは東京のアジャイル事業部を中心に活動をしてきましたが、福井にいる岡島さんたちともがっつり一緒にやっていきます。そのシンボルが本日ニュースリリースした Agile Studio です。

これまでの研修、コーチングに加え、リモートアジャイル開発、内製化支援、技術転換支援、組織変革支援、チェンジリーダーの発掘にも力を入れていきます。

これまで以上に現場で多くの方に出会えるのが楽しみです。

同じ会社の中で(しかも同じ事業部の中で)事業部長という経営職のポジションからアジャイルコーチという専門職にキャリアチェンジするというのもチャレンジです。少しだけ胸を張って言えることがあるなら、こんな (一見ヘンテコな) キャリアパスを可能にするキャリア制度・給与制度をつくれたこと、このように役職・立場が入れ変わっても違和感がないフラットな組織風土をつくれたことは自慢できるかなと思っています。

そして、事業部長の先にこのようなステージを用意してくれた会社の懐の深さを感じています。私の勤務先である永和システムマネジメントは来週設立40周年を迎えます。


2020年07月31日 [長年日記]

_ 永和システムマネジメント アジャイル事業部 事業部長を退任します

本日 7月31日をもちまして、アジャイル事業部 事業部長を退任します。 2014年8月1日に永和システムマネジメントの中にアジャイル事業部を立ち上げたのと同時に事業部長に就任いたしまして、丸6年になります。

私が事業部長を任命されたとき、経営者のひとりに言われた言葉は「好きにやっていい」でした。 永和システムマネジメントのアジャイル事業を好きにやるっ!!

https://fkino.net/20140801.html#p01

思い返してみると、本当に好きにやらせてもらった6年間だったと思います。取引先のお客さま、応援してくださったコミュニティの方々、暖かく見守ってくださった社内の関係者、支えてくれたメンバーには本当に感謝しています。

私が事業部長としてやってきたことについては、幸せなことに昨年の DevLoveX で発表させていただく機会をいただきました。

退任の理由は、こんな風に格好いい感じではないですし、バットマンの仕事としてはまだ不完全かもしれませんが、少なくとも事業部長としての私は不要になったんだなと感じています。

「えっ!事業部長やめて何やるの?」と思われるかも知れませんが、それについてはあらためてお知らせできればと思います。

アジャイル事業部はこれからも続きます。引き続き、アジャイル事業部をよろしくお願いします。


2020年01月01日 [長年日記]

_ 年頭にあたって 2020

平坦な大地にも、上り下りする峠がある。そのほとんどは、たんなる地形の変化であって、気候や言葉や生活様式が変わることはない。しかし、そうではない峠がある。本当の境界がある。とくに高くなるわけでもなく、目をひくわけでもない。たとえばブレンネル峠は、アルプスで最も低く最も緩やかだが、古くより地中海文化と北欧文化を分けてきた。

歴史にも境界がある。目立つこともないし、その時点では気づかれることもない。だが、ひとたびその境界を越えれば、社会的な風景と政治的な風景が変わり、気候が変わる。言葉が変わる。新しい現実が始まる。1965年から73年の間のどこかで、世界はそのような峠を越え、新しい次の世紀に入った。

— P F ドラッカー, 新しい現実, ダイヤモンド社.

西洋の歴史では、数百年に一度際立った転換が起こる。世界は歴史の境界を越える。社会は数十年をかけて次の新しい時代に備える。世界観を変え、価値観を変える。社会構造を変え、政治構造を変える。技術と芸術を変え、機関を変える。やがて50年後には新しい世界が生まれる。

われわれがこの転換期にあることは明らかである。もしこれまでの歴史どおりに動くならば、この転換は2010年ないし2020年まで続く。

— P F ドラッカー, ポスト資本主義社会, ダイヤモンド社.

ドラッカーは1989年に刊行された『新しい現実』および1993年に刊行された『ポスト資本主義社会』の中でこれらのように述べている。

そして、2020年。私たちは世界の歴史が峠を越えたことに次第に気づきつつある。

知識社会への転換期にあって、アジャイルムーブメントの出現と発展は必然であった。アジャイルムーブメントは20年に及ぼうという歴史の中で多くの技術的なイノベーションを生み出してきた。そして、この転換期の総仕上げとしてアジャイルムーブメントは社会的・経済的なイノベーションを生み出していくのである。

数百年に一度と言われる転換を峠を越えたところからふりかえり、私がこの20年あまりでやってきたことを知識社会への転換期という文脈の中で対象化し、アジャイルムーブメントがもたらす「新しい現実」を想像しながら、次の20年に思いを馳せている。そんなお正月でした。

2020年もよろしくお願いいたします。

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2019年09月21日 [長年日記]

_ XP祭り2019 に参加しました

XP祭りで発表をしてきたので、スライドを置いておきます。

セッションタイトルは私がはじめて参加したXP祭りである XP祭り2005 のテーマをアレンジしてます。(古すぎて誰にも気づいてもらえなかった…)

XP祭りにはこれまで10回くらい参加していて (行ったり行かなかったりしているので、もはや数えられない) 、これまでの登壇は講演が4回、LTも4回だったのですが、いつも一方的に話すだけだったので、今回はできるだけ参加者同士 (私も含む) のインタラクションを取りながら進めたいと思い、ミニゲームやグループディスカッションを取り入れてみました。

内容を盛り込みすぎたので時間がカツカツだったのですが、さすがのXP祭りだけあり、参加者の方の練度の高さに助けられました。

最近、仕事では Scrum をベースに話をすることが多いので、思いっきり XP の話ができて楽しかったぁー。

早速、『マンガ学』を買ってくれた人がいたのもよかったです。 (Amazon の中古の最安価格が 6,000円台だったのが、週明けに 8,000円台に上がってしまった...)

午前中の角谷さんの基調講演にも所々メンションしながら話をできたのもよかった。

基調講演では角谷さんが『アジャイルプラクティス』のことに触れていて、当時、自分が考えていたこととか周囲の状況とかを思い出していました。そんな状態で自分の発表をしていたのですが、自分のセッションをやっている途中で、2006年にXP祭りではじめて発表させてもらったとき、それから角谷さんと『アジャイルプラクティス』を監訳しているときから変わっていない、「これは、俺、あの頃から同じこと言ってるな」ということに気づいてしまった。

偉そうに前で喋らせてもらっているけど、ちっともあの頃から変わってない。全然、道半ばなんですよ。スライドの最後の数枚は人に何かを伝えるとかじゃなくて、自分に言い聞かせるつもりでしゃべりました。(急遽、予定変更)

Tags: xpjug
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2019年06月23日 [長年日記]

_ DevLOVE X に思ふこと

私がダークナイトなら、彼はさながら光の騎士*1といったところだろう。

ぎりぎりまで入れるかどうか迷っていたスライドがある。

64787097_10215256773912379_6056797524025409536_n *2

「Social change is changing yourself」って(あんまり)言うな って言われていたので、これまで自分のスライドでは使ったことはなかった*3

でも、言葉のとおりに実行した後で、その変化を見たひとに「どうすればできるのか?」と問われてはじめて
「Social change is changing yourself」とか「Social change starts with you」と答えるのが、
この言葉のよい使い方だと思います。

「言葉のとおりに実行した」

そうか…

私は彼に労いと感謝を伝えるために、このスライドを追加した。

彼は一番後ろの席に深く腰掛け、静かに聞いていてくれた。一瞬、目が合ったような気がした。

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fkino diary(2009-09-26)

*1 「正しいものを正しくつくる」だ!

*2 撮影は 森 雄哉 さん。

*3 「 XP is about social change. 」は何回も使っている。

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