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fkino diary


2008年01月05日

_ シンクロニシティ

読みました。

シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ(ジョセフ・ジャウォースキー/金井壽宏/野津智子)

「シンクロニシティ」というタイトルからは想像しにくいのですが、リーダーシップについての本です。リーダーシップの中でも、この本に書かれているのは「サーバント・リーダーシップ」 (リーダーたる奉仕者) についてです。

エピグラフがどれもかっこいいのと最後の解説がGJすぎます。

ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ(デヴィッド・ボーム/金井真弓)』の姉妹書という扱いで、こちらの方がページ数は多いのですが、自伝の様な形で書かれているのでこちらの方が読みやすかったです。

自分の中では『ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)(梅田 望夫)』とオーバーラップしました。

  • シンクロニシティ (行き当たりバッチリ) と「正しいときに正しい場所にいる」 (in the right place at the right time)
  • 「リーダーシップの旅」と「好きを貫く」こと
  • 「人生の正午」と「一身にして二生を経る」
あわせて読みたい

Servant Leadership: A Journey into the Nature of Legitimate Power and Greatness(Robert K. Greenleaf/Larry C. Spears/Stephen R. Covey)

序文は『7つの習慣-成功には原則があった!(スティーブン・R. コヴィー/Stephen R. Covey/ジェームス スキナー/川西 茂)』のスティーブン・R. コヴィー。


静かなリーダーシップ (Harvard business school press)(ジョセフ・L. バダラッコ/渡辺 有貴/高木 晴夫/Joseph L.,Jr. Badaracco/夏里 尚子)


2009年01月05日

_ 今年の漢字「充」

私の勤務先では、毎年、今年の漢字というのを各自が年始に決めて発表しています。

私の今年の漢字は「」です。

今年は『Extreme Programming Explained: Embrace Change(Kent Beck)』の出版から10年の節目にあたる年ですので、「十」(じゅう)にしようと思ったのですが、それではあまりにもひねりがないので、韻を踏んで「充」(じゅう)にしてみました。この漢字、音読みだと「じゅう」ですが、訓読みだと「みち・る」になります。

最近、仕事やコミュニティの活動などをしていて、中身の見えないグラスに少しずつ水を注いでいる感覚になります。それは早く満タンになってほしいという焦りと、どこまで入っているのか分からないという不安です。もしかすると、このグラスは底に穴が空いていて永遠に満タンになることはないのではないかという思いさえ抱いてしまうことがあります。

もうお分かりかも知れませんが、このグラスのメタファは「アジャイル」のことです。

ちなみに、昨年の漢字は「越」でした。しかし、それはそんなに簡単にヒョイと越えて行けるようなものではないことを思い知りました。正直、もうダメかもと思いました。

Extreme Programming Explained: Embrace Change(Kent Beck)』から10年。結論を出すのはまだ早すぎるかも知れません。一方で、「10年近くやってきて無理やったら、もう日本では無理やで」という声を聞くようになりました。

日本でアジャイルをビジネスに組み込むという壮大な挑戦は曲がり角に立っていることを肌身に感じています。また海外でもJames Shoreが"The Decline and Fall of Agile"と言ったように、日本とはまた別の意味でアジャイルは曲がり角に立っているように思えます。

劇的な転換はゆっくり進む

あと1年、根気よくグラスに水を注ぎ続けてみる、という決意を今年の漢字に込めてみました。

グラスが水で充たされますように!!*1

Tags: life

*1 一般的には「充たす」ではなく「満たす」が正しい用法です。

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_ よりこ [この日記を見てビックリしてコメントしました。 私も毎年この時期に漢字を考えてて今年の漢字は「充」に決めたのですが去年..]