2009年03月05日
_ アート・オブ・アジャイルデベロップメントへの道 〜XPと歩んだ10年〜
ジュンク堂池袋本店でのトークセッションでしゃべってきました。ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。
トークの詳細はid:torazukaさんがこれ以上ないというくらい克明に記録してくださっているので、こちらを見てください。
普段のスライドがあってしゃべるのとは違って、変な感じでした。アドリブは基本的に苦手で、プレゼンのときは何回も何回も練習して本番に挑むのですが、今回はそういう訳にもいきませんでした。しかし、岡島さんのリードと平鍋さんのフォローがあって、何とかなったんじゃないかと思っています。ありがとうございました。
しかし、終わってから「ああ言えばよかった」、「あそこはこう返せばよかった」というのが思いつくものですね。前で偉そうにしゃべっていましたが、実は自分自身、アジャイルで成功しているとか、うまくいったという実感があまりないのです。70歳のおじいちゃんが「まだ60回しか稲作したことがない」と言ったという話を引き合いに出すまでもなく、たかが4年、10数プロジェクトでアジャイルは分かるようなもんじゃないと思います(そうかぁ。こいうことを言えばよかったんや)。
あと、James Shoreのアジャイルの衰退と凋落という記事について。この記事でJames Shoreは警鐘を鳴らしているが、決して悲観はしていないと思います。それから、技術的なプラクティスと非技術系のプラクティスという二項対立で語っているわけではない点にも注意が必要。
自分自身はというと、トークセッションで言った言葉を少し補足すると、楽観しているわけではないが希望は持てると思っています。特に自分と同世代の人や自分より若い人ががんばっている姿を見ていると、そう思います。最近はそういう人たちとコミュニティでのつながりだけでなく、昼間ビジネスの場で顔を合わせる機会もちょくちょく出てきて、みんながんばってるんだなぁと頼もしく思い、いつも勇気づけられています。
最後に、トークセッションの場を用意してくださったオライリーの高さん、矢野さん、ジュンク堂の長田さんに感謝します。ありがとうございました。
_ オブラブ2009春イベント 〜ケンジとフミヒコと、時々、ユキオ〜
トークイベントに引き続き、オブラブ2009春イベントに参加してきました。
「第1回チキチキ絶対にアジャイルと言ってはいけない懇親会」という思いつき企画をやってみましたが、いかに自分がアジャイルを連発しているか身につまされて分かりました。
あと、サプライズ企画で鏡開きというものを生まれて初めてやりました。
撮影はあまのりょーさん。