2009年08月18日 [長年日記]
_ Agile2009セッション紹介 Monday AM編
Agile2009に行く人のためのAgile2009セッション紹介です。
私はAgile2009には行かないんですが、昨年の経験からいざ自分が行くとなるとセッションの概要とか見ている暇がないので、まとめてみました。
私の独断と偏見でチョイスしているのであしからず。
まずは1日目の午前から。
Prioritizing Your Product Backlog (Mike Cohn)
『』でお馴染みのMike Cohnです。昨年も同じ講演をやっていて、狩野分析法の話なんかも出てきます。
Workflow is Orthogonal to Schedule (Mary Poppendieck)
Mary Poppendieckがまたまたリーンソフトウェア開発をテーマに話します。今回はビルを建設する際に下の階から 骨組み → 床 → 外枠・窓 → 外壁 と仕上げていくのをメタファーにして、ソフトウェア開発のWorkflowやKanabanなどの話をするみたいです。
Kanban adoption at Software Engineering Professionals (SEP) (Chris Shinkle)
今回、タイトルに"Kanban"とつくセッションは2つあって、そのうちのひとつ (もうひとつは安井さんのセッション)。
SEPという会社がカンバンを適用した事例を紹介するようです。
The Bold, New Extreme Programming Experiment - Now In Its Ninth Year (Brian Spears)
ちゃんと読んでないけど、「9年間XPやってるけど何か質問ある?」みたいな感じでしょうか。ScrumやLeanばっかりじゃなくて、海外でもXPって言ってる人いるんですよ、ということで取りあげてみました。
What makes this Agile ours? A talk with previous Gordon Pask Award winners. (Aaron Sanders, Jeff Patton)
歴代 Gordon Pask Award 受賞者によるパネルディスカッション。J. B. Rainsberger、Jeff Patton、James Shoreなんかが名前を連ねています。平鍋さんの名前がありますが、今回は欠席のようです。
モデレータは Aaron Sanders。彼のブログには Gordon Pask Award の受賞者にインタビューを仕掛けるという企画があって、平鍋さんもインタビューされているので平鍋ファンは必見です。他には、James Shore や Brian Marick なんかもインタビューを受けています。
パネルはスライドなしのヒアリングになるので英語力がないと辛いものがあるのですが、これは見応え・聞き応えがありそうです。
_ Agile2009セッション紹介 Monday PM編
Agile2009に行く人のためのAgile2009セッション紹介です。
1日目の午後です。
このペースで紹介してて、Agile2009に間に合うかなぁ。。。
ActiveStory: A Tool for Agile – UCD Design Teams (Philippe Kruchten)
概要が何も書いてないので内容が分かりませんが、UCDとか興味ある人はどうぞ。というか、概要を書かずに通るんだと思ったら、この方、Producerでした。RUPで有名な人だったりします。
Advances in Release Planning (Jim Highsmith)
今回は3つもセッションを持っているJim Highsmithの一発目のセッション。アジェンダを見ていると大規模開発や分散開発の話なんかが出てくるみたいです。
Craftsmanship (Robert Martin)
昨年はKeynoteでアジャイルマニフェストに5番目の価値を追加したBobおじさん。今年も Craftsmanship というセッションタイトルで期待大です。『』をまだ読んでいない人は読んでから行くこと。
Creating Agile Simulations and Games for Coaches and Consultants (Elisabeth Hendrickson, Chris Sims)
これは昨年も同じのをやっていたような気が。Elisabeth Hendrickson は『』の「探索的テスト」の章を書いている人。
Software Development for Disney Animated Feature Film Production (Rajesh Sharma, Brian Wherry)
ディズニーもScrumらしいです (要約しすぎ)。
ディズニーアニメを制作するためのツールを作るのにScrumを採用したそうです。
Build and Test in the Cloud – CI and Cloud Provisioning for Agile Teams (Darryl Bowler)
クラウドでCIですよ、みたいな。CollabNetっていうサービスみたいです。こんなの本当にやってる人いるんですね。
Lets stop calling it "agile" (Bas Vodde, Steven Mak)
日本のScrum MasterのみなさんにはScrum MasterのTrainerとして有名なBasさんによるセッション。タイトルにひかれました。私もこう言いたくなることがあるので。
An introduction to Agile Through the Theory of Constraints (J. B. Rainsberger)
J. B. がTOCの話をするというだけで興味が湧きます。過去に何回か同じ講演をやっているみたいで、YouTubeにも動画があがっているのでチラ見しておくといいと思います (手前で見切れている人が Martin Fowler に見えて仕方ないのですが気のせいですねw)。
XUnit Test Patterns and Smells; Improving Test Code Through Refactoring (Gerard Meszaros)
著者自らが『』の話をします。ハンズオンもあるみたいなので、PCは必須でしょうか。
Gerard Meszaros本人がt-wadaメソッドを知っているというのは昨年、私が本人に突撃して分かったトリビア。
Mission Possible—from design research to prototype in 2 days or less. (Joe Sokohl, Todd Zaki Warfel)
煽り気味なセッションタイトルです。ペルソナとかの話みたいですが、このあいだ棚橋さんのワークショップを体験した感想では、これを2日間でやるのは結構、厳しいと思うんですが、どんな話が出てくるんでしょう。
Zen and the Art of Software Quality (Jim Highsmith)
またまたJim Highsmith。Zen と TAO とソフトウェアの質、みたいな垂涎もののタイトルです(TAOなんて一言も言ってないけど)。
角谷さんがAgile JapanのLTで取りあげていた「鋼鉄の三角形」の話も出てくるみたいです。
Integration Tests Are A Scam (J. B. Rainsberger)
またまたJ. B.。これもまた煽り気味なタイトルですが、インテグレーションテストで起こりがちな問題を取りあげているみたいなので、インテグレーションテストでお困りの方は是非。
Ugly Code vs Clean Code: A/B Comparison of Legacy/Test-Driven Implementations (Patrick Wilson-Welsh, Corey Haines)
これもパネルなんですけど、タイトルしか見てないけど面白そうですなぁ。
Java and Ruby Tools for Code Quality (Steve Hayes)
JavaとRubyに関するツールの紹介です。自動化やメトリクスの計測に関わるツールを紹介するみたいです。
ちなみに、今年は"Ruby"がタイトルにつくセッションは3つあります (うちひとつはJRuby)。
Rapid Sketching and Prototyping Design Studio (Todd Zaki Warfel)
今年もUX系のチュートリアルやワークショップがたくさんあります。このセッションではペーパープロトタイピングとかをやるみたいです。
It Takes Two to Tango; Four to Square Dance (Barry Rogers, Ken Howard)
なんだか楽しそうな感じです。実際に踊ってみたりするんでしょうか。Leadership & Teamsのトラックなのですが、TangoとSquare DanceがどうLeadership & Teamsに関係するのか興味あります。
CollabNetってSubversion開発にコミットしている会社ですよね?
そうですね。 < Subversion開発にコミットしている会社