2015年06月26日 [長年日記]
_ エクストリームプログラミング
レビューアとして参加
レビューアとして参加させていただいた『』(いわゆる白本の完全新訳版) が発売されました。そして、とても光栄なことに、翻訳者の @kdmsnr から話を振ってもらって、日本語新訳版への推薦の言葉まで書かせてもらいました。
@kdmsnr をはじめ、オーム社さん、レビューア陣のみなさま、お疲れさまでした。
レビューアをやらせてもらうのにあたって、日本語と並べて原文も見直したのですが、Kent Beckの英語は解釈が難しかったです。私が翻訳する場合は、行間を補足して(言葉を補って)、分かりやすい日本語の文章にしょうとしてしまうのですが、@kdmsnr の翻訳は行間は補わずに (いわゆる超訳に逃げないで)、原文に忠実に翻訳しながらも、分かりやすい日本語になっています (安心して読めます)。よって、行間については、各自補って読むといいと思います。
トークショー「XPは何を伝えたかったんだと思う?」
では、どうやって行間を補うのか?
ジュンク堂書店 池袋本店で行われたトークショー「XPは何を伝えたかったんだと思う?」で、@kdmsnr と @kakutani がたくさんのヒントをくれました。資料は こちら にあがっています。
個人的には、今年の3月に社内で「俺」シリーズ完結編として 「コミュニティの俺」というタイトルで15分くらいの話をした のですが、その発表の中で、白本の最後の最後 (結論のひとつ前、有名な23章のひとつあとのクライマックスともいえるところ) で Kent Beck が「コミュニティとXP」というタイトルでコミュニティについて書いているのはなぜか?という宿題を出していたのですが、その答え合わせができてよかったです。
30冊購入
永和システムマネジメント アジャイル事業部 では、『』を30冊購入しました。
公開しているアジャイル事業部の 事業部計画書 にも「エクストリームプログラミング」というキーワードを出しているのですが、白本を読んだことがないというメンバーもいて、この機会に自分たちが普段やっていることのルーツを知ってほしいと思い、事業部のメンバー全員に配布することにしました。
今後、キャリア採用で入社される方にもお渡ししますので、ご応募お待ちしております。