2007年07月18日
_ 要求開発と要求管理
読みました。
「」の続編です。
要求開発と聞くと「」とか「」とかを連想しますが、この本のテーマはこっち系の話とはまたちょっと違います。そいう意味では邦題に「要求開発」とつけてしまったのがちょっとどうかなぁと思っているのですが。
内容はというと、これが実はすごく面白かったです。
「要求開発」とか「要求管理」とか関係ないと思っている人も、普通にお客さんと話をする機会があるなら、読んでおいて損はないと思いました。
2011年07月18日
_ 最後のRubyKaigiが終わった
最後のRubyKaigiに参加してきました。
これまでのRubyKaigiへは、2006年が一般参加者、2007年が当日スタッフ、2008年が一般参加者(自社企業ブース担当)、2009年も一般参加者(自社企業ブース手伝い)、2010年が一般参加者、2011年が個人スポンサーとして関わってきました。
6回すべてのRubyKaigiに出席しています。
特に、2007年のRubyKaigi (実質1回目のRubyKaigi) は当日スタッフをやらせていただいたこともあり、印象に残っています。しまださんとはじめてお会いしたのもこのときです。今日のしまださんの発表を、この4年間のあいだに自分の身に起こったことと重ね合わせながら聞いていると、思わず胸が熱くなりました。
一方、この期間で私が仕事でRubyを書いていたのは2007年から2008年までの約2年間です。
2008年のRubyKaigiにブースを出展したのがきっかけで声をかけていただき、Rubyの仕事がとれました。私がブースの担当をしたRubyKaigiがきっかけで声をかけてもらったんだから、それは木下さんのお客さんだということになって、そのプロジェクトの営業兼プロジェクトマネージャをやるようになりまりました。そう、私が営業をやったりマネージャ業をやったりするようになったのはRubyKaigiがきっかけなんです。そのあとは、Rubyのプロジェクトは私が営業とマネージャをやる、みたいな感じになっています。それで私はRubyのコードが書けなくなりました。RubyKaigiでプログラマやめました。RubyKaigiがなければ、私は今でもRubyのコードを書いていたかもしれませんw まあでも、それが良かったのか悪かったのか、まだ結論は出ていません。
だから、地下室に行って、急にRubyを書いてくれと言われても困惑するわけです。
では、なぜRubyistでないこんな私が最初から最後まですべてのRubyKaigiに参加したのか?
その答えをこの3日間、ずっと考えていました。そして分かったのは、みんながここにいるから。そんな単純な答えでした。
オブジェクト倶楽部やXPJUGのような、いわゆるホームではないけど、居ていて居心地のいい場所。それがRubyKaigiでした。2006年の6月10日、お台場。スタッフの方が「おはようございます」と気持ちのいい挨拶をしてくれた。この居心地のよさは、あのときからずっと続いています。
5年前、会場は知らない人ばかりでしたが、今は10歩あるくと知り合いに会うくらいにはなりました。純粋に個人的な関係でつながった方もいれば、仕事を一緒にさせていただいている方もたくさんいらっしゃいます。仕事でつながりのある人のセッションだけ選んで聞いても、ほぼ1日過ごすことができます。
同僚のhsbtの講演を前のほうで聴いて、そのまま大人げなく前列の席に陣取っていたら、周りをCRubyのコミッタに囲まれていた。こんな経験ができるのも、RubyKaigiならではです。
RubyKaigiという時間と場を多くのナイスなRubyistの人たちと共有できたことを嬉しく思います。歴代運営委員・スタッフのみなさま、講演者・参加者のみなさま、本当にありがとうことざいました。