2008年05月17日 [長年日記]
_ Googleを支える技術 ~巨大システムの内側の世界
読みました。
説明がすごく分かりやすかったです。ここまで噛み砕いてもらえると嬉しいです。
Googleの場合はやることがはっきりしているので、対象のドメインに特化したシンプルな仕組みを作ることが可能だったのだと思います。そう、この本を読んで思ったのはシンプルなんだなぁということでした。
巨大システムでありながら贅肉が全くない感じで、割り切りがすごく大胆だと思いました。普通は超優秀でワンマンなリーダーが全部判断してとかじゃないとこういう割り切りはできないと思うのですが、そうじゃなくて、この本の最後の開発体制のところで紹介されているような自然淘汰的な仕組みの中でGoogleのシステムが育ってきたというのは興味深いです。
データセンターの話からは軍事基地を連想して、ちょっと恐ろしいものを感じました。
こんなことを考える人たちと一緒に仕事をするなんて、バイナリアンすげーなー。