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fkino diary


2011年02月18日 [長年日記]

_ デブサミ2011で『これからの「アジャイル」の話をしよう』という講演をしました

まず、会場やUst*1で聞いてくださったみなさん、ありがとうございました。

当日の様子は下の方にスライドとTogetter、それから写真を貼ってありますので、それでだいたい分かると思います。

ここではあの発表に至った経緯を少し書いておきたいと思います。

アジャイル中堅への道

例の新しい契約形態での受託開発サービスを発表した日に岩切さんからTwitterで連絡が来たのがはじまりです。翌日、岩切さん、t-wada、papandaがわざわざうちの会社に来てくれました。実はそのときは、私は新しいサービスを発表した直後で、これからどうなるのか・どんな反響があるのか・仕事はとれるのかと、すごく不安でした。そういった中、3人が来てくれたのはとても嬉しかったです。こう言ってはおこがましいかもしれませんが、まるで旧い友人が応援に駆けつけてくれた。そんな気持ちになりました。

そのときに今回のデブサミ出演のオファーをいただきました。設定されていた仮題は「アジャイル中堅への道」というものでした。「アジャイル界隈の中堅の人が最近元気がない。fkinoに元気が出る話をしてほしい」。そんなざっくりしたオーダーでした。また、「受託開発でがんばっている人たちへのメッセージ」というような話もありました。

私は「僕が一番元気がないんですけど、いいですか?」と返したのを覚えています。

それからしばらく、自分が伝えられることは何だろうかと考えました。それで、行き着いたのが、自分のことや地を這うようにしてがんばっている同僚のことを正直に自分の言葉で話すことです。

今回のデブサミの準備は自分を見つめ直す時間でした。自分ことや自分の会社の弱みを告白することは予想以上にパワーのいることです。でも、2年前に自分が腹をくくった場所で中間報告をできたのは意義があることでした。今はやってよかったと思っています。

岩切さん、t-wada、papandaには本当に感謝しています。ありがとうございました。

Drop Your Last 2 Slides

前日、kakutani にレビューしてもらって、「Drop Your Last 2 Slides」というサジェスチョンをもらいました。それから、自分は最後に何を伝えて壇上から去るべきなのかを考えました。結局、最後に言った言葉は「ありがとうございました」なのだけど、それは「ご清聴」に対する感謝ではなく、もっと別の大きなことへの感謝でした。

裏話としては、2枚じゃなくて4枚削ったんですけどね。削ったところは前の晩に岩切さんが話してくれていたのでNo Problem!!

最後まで自分の言葉で伝えることができて良かったです。Nice suggestion!! > kakutani

講演のスライドと様子

スライドとTogetterを貼っておきます。

@hsbt と @Sean_SF が撮影してくれた写真も貼っておきます。

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アジャイル @fkino 仁王立ちでプレゼン。おとこまえだ!数 字は離職率 #devsumi

*1 事前登録した方に限定で配信されました。私が講演中、頭につけていたのはUstのマイクです