2007年05月06日 GW読書日記 [長年日記]
_ Rubyist Magazine出張版
読みました。
こういう本が欲しかった。Rubyist MagazineはWebで読めますが、書籍になっている方がじっくり読みやすいですね。最後の付録についている「分野別添削ポイントインデックス」が大変役に立ちます。
色んな書き方ができるけど、Rubyだと普通はこう書くみたいなのが少しは分かった気がします。でも、ほとんどはRubyに限らないプログラムの一般的な書法・作法の話なんですよね。昔、を読んで大変感銘を受けたのを思い出しました。
併せて読みたいのはこちら。まだ読んでいる途中です。
_ ウェブユーザビリティの法則
読みました。
ユーザビリティコンサルタントみたいな人を呼んでこなくても、自分たちでできるチェックポイントがまとめられています。
ステークホルダーの要望や意見を調整して、みたいなところはデザインの世界でも同じなんだなあということが分かりました。
_ 我らクレイジー☆エンジニア主義
途中で読むのを止めてしまいました。理由はあとで書く。
_ トム・ピーターズのマニフェスト(1) デザイン魂。
読みました。
「顧客満足」ではなく、「顧客の経験」の創出を目標にしなければならないというのが目から鱗でした。「サービス」や「品質」ではなく、「顧客の経験」について議論しなければならない。こういう視点はとてもいいと思いました。
"思い切った"失敗のないところに、"思いがけない"成功はない。
ガッシュ!!
リーダーシップとは「演じること」であり、「ストーリーテリング」だと考えている。
「管理より演出」だと、岡島さんも言っていたなあ。
_ トム・ピーターズのマニフェスト(2) リーダーシップ魂。
読みました。
「リーダーシップ50の真髄」として、「リーダーとは〜だ。」、「リーダーは〜する。」といった文章がテンポよく繰り出され、リーダーシップとは何なのかということが定義されていきます。
「デザイン魂。」に続き
リーダーは偉大なストーリーテラーだ。
という主張も出てきます。
最後の才能の話も面白かったです。「評価」の話とか「適切な報酬」とか「敬意」とか「多様性」とか。
_ ザ・ファシリテーター2
読みました。
これは面白かったです。物語仕立てで話が進んでいくのですが、次々とファシリテーションのアクティビティが登場し、非常に濃い内容でした。教科書通りのファシリテーションの話じゃなくて、人間くさいところが良かったです。実践的です。
ファシリテーションの話題とは関係ないけど、ゴールデンハンマーアンチパターンの出自は要求段階説のマズローだったってことを、初めて知りました。