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fkino diary


2008年06月30日 [長年日記]

_ Agile2008 Keynote Speakers

8月にカナダのトロントで開催されるAgile2008 Conferenceに参加する予定なのですが、セッションの数がとにかく多いので、今から少しずつ調べていこうと思っています。

まずはKeynoteから。

James Suroweicki

『』(邦訳は『 』) の著者です。

一握りの天才や専門家たちが下す判断よりも、普通の人の集団の判断の方が実は正しいという論理を展開しています。

XPやScrumをはじめとするアジャイル開発ではチームワークが重視されますが、「烏合の衆」や「集団浅慮」と言われるような状況に陥る危険性をはらんでいることも事実です。

James Suroweickiはソフトウェア開発者ではありませんが、「群衆の知 (Collective Wisdom)」とアジャイル開発をどのように絡めてくるか、今から楽しみです。

Robert C. Martin

彼の経歴についてはほとんど説明が必要ないですよね。ボブおじさんです。

近刊は『』です。会場で先行販売とかあるんでしょうか?

日本では『』がもうすぐ発売になりますね。こちらも楽しみです。

講演タイトルは『Oh, Agile!』という煽り気味なタイトルになっていて、これだけでは何の話をするのかよく分かりませんが、ディナー会場での講演になるみたいなので、きっと面白いことを言ってくれるのでしょう。

Alan Cooper

「Visual Basicの父」と言われている人物です。

彼の代表的な著作は2つあって、ひとつが『』(初版の邦訳は『』)、もうひとつが『』(邦訳は『』) です。この2冊は「ソフトウェア開発者のための推薦図書」にも入っている名著です。

どういう話が聞けるか分かりませんが、「ユーザーセンタードデザイン(UCD)をエクストリームプログラミング(XP)の中で実現するには」みたいな話を期待しています。

Tags: Agile2008