2010年04月07日 [長年日記]
_ DevLove: Change The Future 僕らの開発がアジャイルであるために
papandaさんに呼んでもらってDevLoveでしゃべってきました。XP祭り関西2010の再演です。
泥臭い話にも関わらず、真剣に聞いてくださってありがとうございました。
倉貫さんがサービス開発の話をして、私が受託開発の話をして、対比としては面白かったんじゃないかと思います。質疑応答の時間も取れたのでよかった。
XP祭り関西のときとほとんど同じですけど、資料をあげておきます。
2010年04月09日 [長年日記]
_ アジャイルは終わっていなかった
Agile Japan 2010にボランティアスタッフとして参加しています。今年のAgile Japanに参加して、感極まったことがあります。
もう時効だと思うので、ここに書きます。一昨年 (2008年) のクリスマスイブの日、平鍋さんと四ッ谷で飲んでいました (ヒント: 『』の監訳者まえがき)。
帰りの中央線で平鍋さんとふたりになって、平鍋さんがふと「日本ではアジャイルは受け入れられないんじゃないか」というようなことをおっしゃったんです。「これだけやってきてこの結果だから、もう少しやってだめだったら、もうアジャイルって言うのをやめようと思っている」と。
そのとき私は思いました。日本におけるアジャイルのムーブメントに幕が引かれようとしていると。アジャイルは一夜の夢で終わってしまうと。
平鍋さんは付け加えて、少し考えていることがあるとおっしゃいました。それは、もっと多くの人や企業にアジャイルについて発言してもらう必要があるというような内容でした。
それから間もない、2009年4月にAgile Japan 2009が開催されます。思えば、あのとき平鍋さんが考えているとおっしゃっていたことが実現された瞬間でした。
そして、今日、Agile Japan 2010には200人を超える人が集まり、多くの事例が発表されています。あの会場の盛り上がりを目の当たりにして、アジャイルは終わっていない。そう確信しました。
私が今年、Agile Japanのスタッフに立候補した理由は、Agile Japanを立ち上げた平鍋さんの気持ちに少しでも応えたかったというのと、アジャイルが終わっていないことをこの目で確かめたかったということがあります。
そういう意味で、今日、あの場に居ることができて、本当に幸せでした。
_ Agile Japan 2010 Day1
今年はスタッフとしての参加だったのですが、会場の入口での誘導というオブジェクト倶楽部では平鍋さんが、RubyKaigiではogijunさんが担当しているという栄誉ある役職を仰せつかりました。
基本的にスタッフとしての仕事とは朝だけだったので、セッションもいくつか聞くことができました。
現場からの知識創造 〜スクラムと知の場づくり〜 野中郁次郎氏
私はお昼は受付にいたのですが、Agile Japanには一見似つかわしくない方がいらしたので、もしかするとIBM宛のお客さまが間違って迷い込んでこられたのかと思ったら、「野中ですが」と名のられたのでビビッた。
『』はMorning Beeの課題図書でもあったので、読んでいたのですが、本の堅い印象とはがらっと違って、ユーモアたっぷりの講演で、もっと聞いていたいと思えるものでした。考えさせられることも多かったです。
講演後に撮影させてもらった野中先生、Alan氏、平鍋さんの3ショット。
Web サービス開発の挑戦 〜楽天とDeNAの現場レポート〜
副題は「現場レポート」となっていますが、これまでによくあった現場の開発者の視点から見た現場レポートではなく、経営者やマネージャの視点から見た現場レポートになっていました。これは昨今のアジャイルの情勢を非常に的確に表していると言えます。
講演者のおふたりはIPAの非ウォーターフォール研究会の委員をされていて、アジャイルの広がりを実感できるセッションでした。
懇親会
野中先生、Alan氏、平鍋さんのパネルのときに安井さんが機転を利かせてAlan氏の通訳に入ったのが印象的で (すごくアジャイルだと思って) そのことをKPTに書いたら、本をゲットできました。
2010年04月10日 [長年日記]
_ Agile Japan 2010 Day2
引き続き2日目も参加してきました。
アジャイルの現状と未来、次に来るもの。 〜リーン開発への展望〜
栄誉ある役職を全うしていたので、途中から聞きました。
Alan ShallowayはAgile2008でValue Stream Mappingのワークショップをやっていて、私もそれに参加しています。
私の場合、Alan Shallowayを『』という本で知ったというのが大きくて、オブジェクト指向の人という印象が強く、Agile2008のプログラムを目にしたときに軽く驚きました。
いろいろいい話はあったのですが、私が一番刺さったのは顧客のValue Streamを書くと言っていたこと。私たちが迂闊にValue Stream Mappingをすると単にScrumのライフサイクル図を書いて終わってしまうことがよくあるんですよね。
大規模アジャイル 〜パネルで語るそれぞれの挑戦〜
主に質問者の方へのマイク持ちをやってました。
大規模開発の話はあったけど、大規模アジャイルの話はあまりなかったような気がします。大規模アジャイルはまだまだこれからという気がします。
変化を受け入れるアジャイルなプロジェクトマネジメントと現場 〜《ツール・環境編》《組織、意識改革編》〜
昼休みに控え室を冷やかしに行ったら、鈴木雄介さんと 西村さんがいたので、プロジェクターのチェックに付き合うなどしていました。
雄介さんの話では「傾向性を与える」という表現が気に入ってしまいました。
西村さんの話は言わなくていい一言が多かったけど、実直な発表でよかったと思います。
おふたりとも現場の第一線で活躍している方なので、こういった話が聞けるのもAgile Japanの醍醐味ですね。
あと、このふたりの講演について言えば、牛尾さんの質問力の高さが光っていたと思います。
まとめ
Agile Japanにスタッフとして参加してみて、いろんな角度からAgile Japanを見ることができてよかったです。
今回のAgile Japanに参加して、私の中である野望が芽生えているのですが、それはまだ内緒。
講演者のみなさん、参加してくださったみなさん、実行委員のみなさん、スタッフのみなさん、至らない点もあったかとは思いますが、ありがとうございました。
2010年04月16日 [長年日記]
_ ポリオの予防接種に行ってきた
会社を休んで、子供を連れて区役所まで行ってきました。
ポリオって注射じゃなくて飲ませるやつだったのね。予防接種と言われると、どうしても鉄砲注射を連想してしまうのは古い人間だから??
「昭和50年から52年に生まれた方」に該当するので、しばらくはオムツを交換するとき細心の注意をはらわないといけないのでした。
2010年04月17日 [長年日記]
_ 参加のまちづくり入門演習 1日目
中埜先生の演習に参加してきました。
自分の中でのテーマは「ボトムアップ」だったんだけど、段ボールでの机づくりをはじめ、ワークショップの中での気づきが多かったです。
似顔絵
- センタリング
- 部分から全体
- 素人でもできるように
まち歩き
- 横浜のまちでフィールドワーク
- 心が動かされるシーンをスケッチ
- 大・中・小に分類
作業机づくり
- 段ボール
- セルフビルド
- 規制の中の自由
まち歩きの結果を整理
- スケッチのタイトル
- 問題点
- 解決策と前提条件
- 基本方針 (パタン) → 名詞形
- パタン → 区別すること
2010年04月20日 [長年日記]
_ 上野deナイト 〜SAMURAI meets VIKING Returns〜
アイスランドの火山噴火の影響で開催が危ぶまれたのですが、無事開催することができました。
最近、オブジェクト倶楽部のイベントにはスタッフでありながら、なかなか協力できないことが多いのですが、今回はこくちーずをつくったり、普段やらないようなことをやりました。
イベントの前に、社内を見学してもらいました。その際に、家永さんと諸橋さんに英語でプレゼンテーションをやってもらいました。その様子はこちらにレポートがあがっています。
イベントでは、Bentさんからはデンマークで実践されていてAgile2009でも発表されたAgile Contractsの話を聞くことができました。
懇親会では千葉さんがいい仕事をしていた (MindMapすごい)。
2010年04月25日 [長年日記]
_ 参加のまちづくり入門演習 2日目
先週の演習の続き。
自分の中でまだ整理できていない部分も多いのだけれど、これから時間をかけてちゃんと消化していきたい。
絵日記
- パタンを組み合わせてひとつのプロジェクトをつくる → パタンランゲージ
- パタンを合意していれば物語の雰囲気が同じになる
幾何学的特性
- シンメトリー
- センター
- QWAN
- セミラティス → ツリーではない
Quality
- いいもの
- 動的平衡 → 未完
- 全体性が理解できること
ボトムアップ
- 問題点を書き出す
- コアなグループで合意する
- 解決策をいっぱいつくる → 強いパタン
- 自分がやる気になること → 参加型
- 難しい
- ジャンプする
- 未完成のまま進む