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fkino diary


2008年07月01日 [長年日記]

_ オブジェクト倶楽部2008夏イベント

スタッフとして参加しました。

大事なことは最初に!!ということで、イベントに参加していただいたみなさま、講師のみなさま、本当にありがとうございました。

開発アジャイル体験 XPブートキャンプ2008 について

コーチとして参加する予定でしたが、ひょんなことで一般の参加者の方に混じってペアプロすることになりました。いやぁー、楽しかったですよ。

XPといってもいろいろなプラクティスがありますが、今回の開発トラックでは次の3つにポイントを絞りました。

  • 4人程度の開発メンバー
  • ペアプログラミング
  • Unit Test

この3つを石井勝さんは「XP ミニマムセット」と呼んでいました。

XPでの開発を経験したことがないという参加者の方が多かったので (若干1名プロが混じっていましたが)、この3つではじめることができたのは、すごく良かったと思います。

そういえば私が初めてXPを経験したプロジェクトの開発メンバーも4人でした。(そのうちの一人はopakenさんです)。

この開発トラックを通して、参加者の方にXPの「リズム」や「楽しさ」を少しでも感じ取っていただけたなら嬉しいです。

この開発トラックの参加者の方でXPをもっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。2000年の記事ですが、今読んでも新しい発見があります。

http://www.objectclub.jp/community/memorial/homepage3.nifty.com/masarl/article/xp-tutorial.html

まさーるさん、ありがとう。

ライトニングトークスについて

前職の同僚が2人も出てました。みんな捨て身でがんばってるんですね。「fkino」と連呼されたときはどうしようかと思いましたが。

個人的には熱いpapandaさんを見れたのが良かったです。

さて、次回は私がLTをやるターンですね。

ワールドパブについて

私のグループでは「アジャイル開発に関するFAQ集をつくる会 〜"そんなん知らんがな" と言いたくなる瞬間、あなたならどう答えます?〜」と題して主に関西弁を使ってワールドバブをやりました。集まっていただいたみなさん、ありがとうございました。

  • アジャイル開発だと早くできるって本当ですか?
  • アジャイル開発ではアーキテクチャはどうやって決めるんですか?
  • アジャイル開発は大規模でもできますか?
  • アジャイル開発ではドキュメントは書くんですか?

アジャイル開発をやっているとお客さまなどからよく聞かれる上記の4つの質問に自分ならどう答えるかというのを参加者のみなさんに考えていただきました。

なかなか上手く言葉にならないところもあったのですが、オブジェクト倶楽部のイベントに参加するようなエンジニアの方々の考えはほぼ一致しているように思えました。しかし、それがシステムを実際に発注いただくお客さまに十分伝わっているとは言えず、もっと丁寧にお客さまに分かる言葉で説明していかなければならないのだなと思った次第です。

最後になりましたが、ぐでんぐでんにならずにピッタリ終電に間に合った俺偉い。

ご意見・ご感想について

オブジェクト倶楽部2008夏イベントに参加いただいたみなさまからのご意見・ご感想を募集中です。

「オブジェクト倶楽部」の中の人によるブログ『ラブ!オブラブ!』にコメントをいただくか、みなさまのブログにご意見・ご感想をお書きください。

私ががんばってブクマします。

http://b.hatena.ne.jp/fkino/oblove2008summer/

「ブログ書いたけどブクマされてないよ」という方がいらっしゃいましたらお手数ですがご連絡ください。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ opaken [関西人の捨て身タックルです(^^;]

_ fkino [しかと受け止めました。]


2008年07月03日 [長年日記]

_ Agile2008セッション紹介 vol.1

これは8月にカナダのトロントで開催されるAgile2008 Conferenceの面白そうなセッションを勝手に紹介していくコーナーです。

Expanding Agile Horizons: The Five Dimensions of Systems (Mary Poppendieck)

今回のイベントのテーマと同じタイトル「Expanding Agile Horizons」でが話します。アジャイルがキャズムを越えたその先にはどんな世界が広がっているのか?ワクワクしますね。Maryが今回のイベントのコンセプトを語ってくれるんじゃないかと思っています。ちょうど私の発表の裏なので聞けないのが残念です。

Agile Estimating and Planning (Mike Cohn)

今回の講演タイトルと同名の書籍『』はあまりにも有名。(邦訳が待たれます)。

「6〜9ヶ月くらい先のことなら、ふつう正確に見積もれるだろ」という強烈な煽りをしています。

Planning Pokerとかを実際にやってみるみたいで、面白そうです。

Ten Terrific Transition Tips (Joshua Kerievsky)

『』の人です。

「アジャイルになるための10の方法」って、これまた煽り気味な感じです。

「1時間にぎっしり詰め込むで。俺ニューヨーク育ちやから、喋んの速いし。」って書いてあって、ちょっと引いた。確実に振り切られそう。大阪人は歩くのが速いと同じ感じで、ニューヨーカーは喋るのが速いみたいなのがあるんでしょうか?

1日目のMain Stageは奇遇というか何というか、Dirk Riehle、Alan Shalloway、Joshua Kerievskyというソフトウェアのパターンに関する著書がある人が入れ替わり立ち代り出てきて「アジャイル、アジャイル」言うっていう構成になっています。

Trouble with component teams and an alternative: feature teams (Bas Vodde)

近刊『』の紹介です。

100人以上でアジャイル開発をやるにはどうすればいいかとか、そいう話ですね。

事前にあがっている資料の中にBasと平鍋さんが一緒に写っている写真がありました。なんだ、友達なんですね。

Tags: Agile2008
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ 平鍋 [ありました? もうひとり、実践UMLのラーマンが写ってる? Good thinking, Good product ..]

_ fkino [そうです。Good thinking, Good product の下で3人で写っている写真です。]


2008年07月07日 [長年日記]

_ 1ページ・マネジャー

読みました。

これは実際にやってみようと思いました。


2008年07月11日 [長年日記]

_ 藤巻幸夫のつかみ。—瞬時に相手の心をつかむ会話のコツ

読みました。

「つかみ」というのでアイスブレイクのテクニックとか、そんな感じかなと思ってたら、そうじゃなかったです。

これは藤巻さんの人生訓ですね。

Tags: etc book

2008年07月12日 [長年日記]

_ ワークショップデザイン——知をつむぐ対話の場づくり

読みました。

この本は実用的で大変参考になります。

紹介されているアクティビティ自体は『』と重なっているものが多いのですが、代表的なワークショップの実例として17ものプログラムが紹介されているのが特徴です。

またワークショップのテーマの作り方の説明なんかは『』を咀嚼した感じで、非常に分かりやすかったです。

Tags: PF book

2008年07月13日 [長年日記]

_ 海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点—新TOEICテスト対応

読みました。

TOEICの攻略本です。

筆者の経験をもとに、海外留学や英会話教室に頼らずに英語力を向上させるというところにポイントを置いて書かれているところに好感を持ちました。

TOEIC対策本の書評はなかなか役に立ちそうです。

Tags: etc book

2008年07月14日 [長年日記]

_ Mac OS10 10.5Leopard Tips500

読みました。

へぇ。

Macを使い出してからもう半年くらいになりますが、新しい発見がいくつかありました。

あぁ、もう半年か。でも、会社のPCがWindowsで日本語キーボード、家のPCがMacで英語キーボードだとさすがに混乱しますね。ペア作業していて私がワタワタしているときがあったら、多分そのせいです。

Tags: Mac book
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ takkanm [会社でHHKLite使うようにする前は、窓使いの憂鬱使って、英字配列をシミュレートしてました。案外良かったですよ。]


2008年07月15日 [長年日記]

_ イノベーションのジレンマ—技術革新が巨大企業を滅ぼすとき

読みました。

この本はヤバイ。

思わず自分の所属している組織とその組織で取り入れているテクノロジやプロセスに当てはめて考えてしまいました。

もうちょっと踏ん張らんといかんなぁと思いました。

Tags: Biz book
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ haru01 [帰社日にちょっと聞かせてちょ]


2008年07月16日 [長年日記]

_ ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本

読みました。

すぐ読めるし、面白いです。

英語の勉強というとどうしても暗記型になってしまいますが、この本はそれを否定しています。

微に入り細には入るような表現は数え上げても切りがありませんし、そもそも言語というのは生き物なのでどんどん新しい表現が生まれています。その辺をバッサリと割り切っているところがこの本のいいところです。

Tags: etc book

2008年07月19日 [長年日記]

_ 第21回XPユーザ会『呑みLT+ワールドパブ』のお知らせ

XPユーザ会のご案内です。

開催概要

〜第21回XPユーザ会『呑みLT+ワールドパブ』〜

と き

2008/8/1(金) 19:00〜21:30

ところ

エミーズパーティルーム(貸切)

東京都豊島区南池袋2-24-7 MKビル3F

TEL:03-3986-0277

最寄り駅:池袋駅 東口徒歩5分

地図:http://www.emys.net/profile.html#map

定員

50名前後

参加費

3,700円(料理+フリードリンク付き)

ライトニングトークスのテーマ
テーマ

XPをはじめたきっかけ・XPを好きになったきっかけ

サブテーマ

好きなXP本、お気に入りプラクティス、コミュニティ。。。etc

参加申込み

以下のフォームからお申込みください。

http://my.formman.com/form/pc/jEJL2NvhemjMtdXX/

注意事項

今回は、いくつか注意事項があるので、ご協力お願いいたします。

  • 参加キャンセルは、7/31のPM12:00までに、 xpjug.staff+21 at gmail.com へメール願います。それ以降のキャンセルは、ご遠慮ください。
  • 紙ふぶき、テープが出るクラッカーは、持込禁止です。
  • 各自が持ち込んだ品は、必ず、すべてお持ち帰りください。
  • 領収書は、XPJUGから出すことになります。それ以外では、領収書は出せませんので、ご了承ください。
  • 参加費用は、釣銭のないよう、ご用意ください。

ご質問などは、お気軽に xpjug.staff+21 at gmail.com まで、お問合せください。

主催

日本XPユーザーグループ < http://xpjug.s270.xrea.com/ >

Tags: XP

2008年07月20日 [長年日記]

_ ビューティフルコード

本のボリュームに圧倒されがちなのですが、ひとつひとつの章は短いので拾い読みしてます。

読んでいるとムラムラとコードが書きたくなってくる良書。

grepを実装したくて居ても立っても居られなくなってきた。

Tags: tech book

2008年07月23日 [長年日記]

_ 世界を目指せ、ふつーのエンジニアたちよ! -Agile2008にて日本人エンジニアが講演-

yattomさんがInfoQにAgile2008日本勢紹介の記事を書いてくれました。

http://www.infoq.com/jp/news/2008/07/agile2008_japan

私も再来週の火曜日に講演することになっています。

Tags: Agile2008

2008年07月24日 [長年日記]

_ ITアーキテクト Vol.18

本日発売の『ITアーキテクト Vol.18』に平鍋さんamapyonさんdotさんm_pixyさんyattomさんたちと一緒に記事を書きました。

「アジャイル開発実践の極意」という特集です。同僚のみんなと書けたのがよかったです。

ここ↓で立ち読みできます。

http://www.itarchitect.jp/mag/?magazine_id=ita_018

私はこの特集の一部分 (2ページ) を「早めにアーキテクチャを検証せよ」というテーマで書かせてもらいました。

曳光弾開発の話をして、そのつながりで最後にオーム社の宣伝をしたつもりが、編集の段階で削られていたみたいなのでここに書いておきます。

詳しい内容は、書籍『Ship It! ソフトウェアプロジェクト成功のための
達人式ガイドブック』(著者:Jared Richardson、ほか/発行:オーム社/
発行年:2006年)にまとめられているので、こちらを参照されたい。

オーム社の宣伝は自重ってことですかね :-P

Tags: Agile

2008年07月27日 [長年日記]

_ アジャイルプロセス協議会 5周年記念セミナー でLTをやります

7月1日の日記

さて、次回は私がLTをやるターンですね。

と書きましたが、公約通りLTをやります。有言実行ですよ。

Agile2008の発表の準備があるので厳しいかなぁと思いましたが、Agile2008を理由にLTに出場しないのは本末転倒だということに気づき、思い直しました。Agile2008は目的じゃなくて手段なのでした。眠たいことを言っていてすみませんでした。私はもっと先を見ないといけないのでした。

パタン・ランゲージによるソフトウェアづくり

Tags: Agile

2008年07月31日 [長年日記]

_ アジャイルプロセス協議会 5周年記念セミナー

参加しました。

中埜さんが素敵すぎる。ヤバイなぁ、これは。

中埜さんの印象に残っただけでもLTをやってよかった。ドラ娘の洗礼も受けることができました。

中埜さんと加賀谷さんのサインをゲット。家宝にします。

P1000065

Tags: Agile Pattern

_ アジャイルプロセス協議会 5周年記念セミナー でLTをやりました

宣伝をしすぎて肝心のソフトウェアの話ができなかったorz

中埜さんの『』には「ユーザーとの打合せ・説明用に作った」と書かれていましたが、私たちソフトウェア開発者はまだそういった意味 (開発者と顧客との共通語彙という意味) でのパタン・ランゲージ*1を持っていないということを言いたかったです。ゆるふわはちょっとだけ届いたけど。「パタン・ランゲージによるソフトウェアづくり」ができるようになりたいです。上手にできたらまだどっかで発表します。

そもそも今回はLTのタイトルをミスりました。中埜さんの本は「家づくり」について書かれているんじゃなくて、「住まいづくり」について書かれているんですよね。「家づくり」なら「ソフトウェアづくり」でよかったんですが、「住まいづくり」に対応するものって何だろう?

資料を置いておきます。

Tags: Agile

*1 ユビキタス・ランゲージと言ってもいいかもしれない