2007年07月19日 [長年日記]
_ スターロジックカンファレンス2007
行ってきました。
Seasar Conference 2007 Springのぷちスタロジカンファレンスで告知があったときに、もしかすると2007年7月19日という日は歴史的な一日になるんじゃないかという予感はありました。
2年前にSeasar PandN Summit @Osakaの懇親会に参加したときに、大阪本町の居酒屋で羽生さんの近くに座っていてこんな話を聞いたことを今でも憶えています。
地方銀行"の優良取引先くらい"まではITが行き渡っているけれども、第二地方銀行"の優良取引先くらい"になると、"まだまだ"ITの恩恵を受けられていない。そういうところにもITを行き渡らせたい。スタロジは街の工務店にしたい*1。フランチャイズにして全国展開したい。
Seasar PandN Summit @Osakaの本編の話はGoyaの話だったのですが、自分の日記にこんなこと書いてました。
羽生さんのGoyaの話はよく分かりました。これが聞きたくて行ったようなもん。っていうか、Goyaすげー。大抵の業務系WEBアプリの設計・実装はこれでかなり機械的にできそう。実際のシステムではもっと複雑度が上がるけど、その辺もある程度はパターン化できるか。
でも、やっぱり業務分析→要件定義は大変なんだけどね。マジカとか使うにしても、自動化というわけにはいかないしなぁ。ここが一番時間かかるし、腕の見せどころなんだろうなぁ。
で、これが今日の話につながるわけですね。
「脱人月」というと居酒屋での愚痴のネタでしかなかった訳ですが、それに対してこれほど明快な答えを出したというのは画期的なことだと思います。「脱人月」というけど、結局、人月になってしまうよね、っていう半ば諦めの風潮すらあったのですが、そいうところに風穴を空けたというのは大きいと思います。この問題って答えをだせるんだっていうことに気づきました。でも、やっぱり今回、羽生さんが提示したタスク(マジカのシステムカード)を数えるということだけが答えだとは思っていないし、自分なりの答えは探していきたいと思っています。
とはいえ、目指しているところは一緒なんだなぁと実感しました。
スタロジが街の工務店で某大手SIerが大林組なら、弊社は何を目指すのか?そんなことを考えました。
ぶり祭りにスターロジックカンファレンスに、凹みまくった1週間でしたが、もうすぐカッとなりそうな予感。
*1 SIはゼネコンで大林組がどうのこうので、っていうコンテキストで出てきた話だったと思う。
_ ナイス
「ナイス」っていうのは「粋(いき)」っていうことなんだ、と思った。
>地方銀行"の優良取引先くらい"まではITが行き渡っているけれども、第二地方銀行"の優良取引先くらい"になると、"まだまだ"ITの恩恵を受けられていない。<br>・・・ですね。銀行さん自体はやっぱり色々と取り組まれてますし。
羽生さん、ありがとうございます。<br>訂正しました。