2007年07月29日 [長年日記]
_ デザイニング・インターフェース
こちらも、やっと読めました。
ユーザインターフェース/インタラクションに関する94個のパターンが分かりやすく整理されて紹介されています。この本で紹介されているユーザインターフェース/インタラクションは普段からよく目にしていたり、使っていたりするものなので特に目新しいというものはないのですが、そういったものに名前を付けて(この本はパターンの名前付けがすごく巧妙なんです)、分かりやすく分類しているところに価値があると思います。(ああ、パターンてそういうもんか。)
クールなデザインとかはやっぱり才能とかセンスがないとできないと思うのですが、使いやすいユーザインターフェース/インタラクションとかは、ある程度、定番というか型みたいなものがあって、それは本を読んだりして身についていくことが可能なもんなんだなあと思いました。
この本の監訳を担当されているソシオメディア社のホームページがなかなか充実してます。
http://www.sociomedia.co.jp/category/uidesignpatterns/
で、読み終わったぁーと思ったのですが、そこからが凄かった。
8ページに渡る監訳者あとがき。
パターンとXPとWiki。
クリストファー・アレグザンダーとケント・ベックとウォード・カニンガムとドナルド・ノーマン。
オブジェクト指向とユーザインターフェース/インタラクションデザインパターン。
オブジェクト倶楽部の江渡さんの講演 とも重なるところがあって、非常に熱のこもった素晴らしいあとがきでした。
私は英語版を読み終わらないうちに、邦訳版が出てしまったクチですorz<br><br>監訳者あとがきのために邦訳版にしよう!(というエクスキューズ:-p