2007年12月23日 [長年日記]
_ アジャイルレトロスペクティブズ ープラスのストローク
レトロスペクティブをひとつ紹介します。
プラスのストローク (Plus Stroke)
イテレーション、リリース、プロジェクトのレトロスペクティブを終了するために使用する。
目的
自分たちの良いところを認識し、次に進むための活力にする。ポジティブにレトロスペクティブを終了する。
所要時間
チームの規模によるが、30分〜60分。
概要
チームメンバーやチームのいいところを探して褒める。
ステップ
- 次のように言って、アクティビティを紹介する。「今回のイテレーション (リリース、プロジェクト) をふりかえって、みんなの良いところを探してみましょう」
- 円形に着席する。
- カード*1を全員に配る。
- 各自、カードに参加者の人数分の横線を描く。そして、左上に自分の名前を書く。
- ファシリテータはもう一枚カードを用意して、同じようにカードに参加者の人数分の横線を書く。そして、左上に「チーム」と書く。
- カードを左隣の人*2に渡す。
- カードを受け取った人は、そのカードの左上に名前が書かれている人の良いところを探して、それをカードに書く。「チーム」と書かれているカードにはチームの良いところを書く。書けたら順番に隣の人に渡す。
- 自分の名前の書かれたカードが、手元に戻ってくるまで続ける。
- 全員が書き終わったら次のように言う。「それではもらった言葉を発表しましょう」
- カードを全員にから見えるように差し出して、上から順番に次のように読んでいく。「○○さんから・・・・・・・・という言葉をいだたきました。ありがとうございます。」
- 自分が終わったら左隣の人*3が同じように読んでいく。
- 全員が読み終わったら、チームのカードをリーダーもしくはレトロスペクティブのファシリテータが読み上げる。
- チームのカードはメンバー全員が見える場所に貼っておく。個人のカードは机の上の見える場所に置いておくか、手帳に挟んでおく。
材料と準備
B6〜A5サイズの厚紙。
例
ある日、このアクティビティを実践した。その日からプロジェクトに参画するメンバーにも同席してもらったところ、自己紹介も兼ねることができた。